講座「アジャイルサムライの見積りと計画づくり」を受講しました

2014年3月7日(金)アジャイルアカデミーの講座「アジャイルサムライの見積りと計画づくり」を受講しました。 アジャイルアカデミーは「現場ですぐに取り入れられること」を重視した一日集中ワークショップ講座で構成されており、過去3回(3期)開催されています。 くわしくはこちら->トップ:アジャイルアカデミー

講座は講師と受講者の自己紹介の後、受講者のアジャイル実践度合いを確認することから始まりました。 今回は「自身の現場は非アジャイル。これから導入していきたい」という受講者が60%くらい。

「ワークショップは参加者同士で話し合うことも大事。黙っていたらダメ! 声出していこー!!」と アジャイル開発について思うことを書き出し、共有しました。 カテゴライズすると、

  • 理念
  • あるべき姿
  • 導入
  • チームビルディング
  • 育成

受講者それぞれが、会社ではまとめる/ひっぱる立場にあることを感じる内容でした。 午前の部は「使う人に価値のあるものを作ることが大事」というアジャイルの理念を講師が確認して終了です。

午後は受講者がチームとなって

  • 計画
  • 実施
  • ふりかえり

を体験できる「紙ヒコーキを飛ばそう」に取り組みました。 4イテレーション実施しましたが、イテレーションを重ねるごとに 見積り精度も上がり、実績も向上。ふりかえりでも様々なアイデアが出ました。 オトナが真剣に紙ヒコーキ飛ばしに熱中した、貴重な時間にもなりました。

ソフトウェア開発の見積りは、紙ヒコーキほどシンプルではないけれど

  • 「相対」見積りなのだから、ポイントは大中小がわかればよい

一方、私も含め、受講者が疑問に思っていた「不確実性のコーン」への対応については アジャイルの文脈からは外れるとのことでしたが、講師の経験談から

  • 「わかること」と「わからないこと」の腑分けをし、見積りに幅をもたせること

で一定の対応をしてきた、とのアドバイスをいただきました。

また、「わからないからやってみよう、アジャイルだし」も度が過ぎると問題であり

  • 要件が詰まっているか
  • 完了条件が明確かつ共有されているか

以上のような、着手可能 (=Ready) であるかが大事であるとし 総括として、チームで取り組み、チームとして終わらせることが大事と締めくくられました。

講座タイトルこそ「見積りと計画」とありますが、 アジャイルに関して興味/疑問があれば、迷わず受講してみるとよいと思います。 受講の際は「現場の困りごと」を持参すると、なおよいでしょう。講師の大好物だそうですよ。